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【直腸瘤の便の出し方】手術せずに症状を改善させる私の3つの方法

直腸瘤のためにかけこむトイレ骨盤臓器脱
とっこ
とっこ

ジョギングとダイエットで私の骨盤臓器脱は手術せずにほぼ治ったのですが、今でも直腸瘤が少し残っています。医師からは、もし手術をすると患部がずっと傷むという後遺症が出そうだと言われているので、これからも手術をすることはないと思います。直腸瘤とは長いつき合いになりそうですが、幸いなことに、医師から、症状を改善するための3つの方法を教えてもらいました。

直腸瘤の症状

直腸瘤とは?

直腸瘤」はあまり聞きなれない言葉かもしれませんね。しかし高齢の女性にはよくある病気だそうで、気づかないうちになっているかもしれないので注意が必要だと思います。

私が自分の直腸瘤を知ったのは、もともと他の骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤などの総称)があったからです。私の骨盤臓器脱は、二人目の子の妊娠時の子宮脱から始まりました。その後年数を経て、頻尿が悪化していったので婦人科で診察を受けたところ、直腸瘤もあると指摘されたのです。

直腸の前方の壁が、腟に向かって膨らんでいる状態を直腸瘤といいます。自分の目で膣部に見えるものは直腸の壁の一部だと医師に言われて、びっくりしました!

私の場合、妊娠・出産・肥満・加齢により、骨盤底筋が傷んだり、緩んだりしてしまいました。そのため、骨盤内の臓器が支えを失い、下垂してしまい、子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤(骨盤臓器脱)が起きてしまったのです。

つまり女性の直腸瘤は、骨盤臓器脱の1つだと言うことができます。

直腸瘤の嫌な症状は?

直腸は便の出口に一番近い部分です。直腸瘤になると、膣に向かって膨らんだ部分に便が入り込んでしまい、いきんでもスムーズに肛門へと運ばれなくなり、すっきりと排便できなくなります。

この排便困難って、とてもつらいのです!便意はあるのに、細い便しか出なかったり、出たとしても残便感があったりします。

残便感はすごく気持ち悪いです。何度もトイレに行って、少しずつ排便するはめになります。そのため私は、仕事に出かけなければならない忙しい朝の支度に、とても時間がかかって困りました。また常に肛門あたりが重いような、違和感に悩まされました。

私が骨盤臓器脱手術をいったんは決心した女性泌尿器科の医師には、私の直腸瘤は完全脱の一歩手前(1~4度のうちの3)と言われました。重症な直腸瘤の場合、膣に指を入れて、直腸瘤のふくらみを肛門に向けて押さないと、排便できない場合もあるそうです。その医師には、私の直腸瘤はそのくらいひどいと言われました。もしかしたら、私も指で押してあげれば、排便しやすかったのかもしれません。

直腸瘤の症状の改善法

前述の通り、ジョギングとダイエットで私の骨盤臓器脱は手術せずに随分治りました。しかし直腸瘤はまだ残っています。そこで、私にジョギングとダイエットを勧め、手術回避をさせてくれた女性泌尿器科の医師に改善法はないか、相談してみました。

とっこ
とっこ

先生、毎朝すっきり排便できないのです。残便感も続いています。何か改善方法はありませんか?

お医者さん
お医者さん

まずは排便姿勢に気をつけようね。それから薬を出してあげるね。あとはウォッシュレットを使うのがおススメだよ!

排便姿勢は前かがみ

医師の説明では、排便の際は便座に座った時にかかとを少し上げて、思い切り前傾姿勢になるのが、便の良い出し方のために効果的だということです。そうすると腸の位置が真っ直ぐになり、排便がスムーズになるのだそうです。

これを私は毎朝実践していますが、便座に座った際に、肘をひざの上あたりにのせるのがポイントです。姿勢をちょっと意識するだけで、排便のしやすさが大きく変わるのを実感しています。

薬の服用

私はマグラックス(酸化マグネシウム)という薬を処方してもらい、ずっと飲んでいます。便を出しやすくするために柔らかくする薬だそうです。

規定量は1日3回となっていますが、3回飲むと私の場合下痢っぽくなってしまいます。医師からは自分で様子を見ながら飲む量を決めるようにと言われていますので、普段は1日2回飲んでいます。「ちょっと今朝はすっきりしなかったな」と思ったら、その日は3回飲むなど、適宜調整して服用しています。

この薬を飲むのと飲まないのとでは、排便が全く違います。薬を飲んでいれば、たいてい毎朝「スルン」です!また、便意のせいでお腹が痛くなったりすることは、私には全くありません。

ウォッシュレットの利用

医師からウォッシュレットを勧められた時、我が家のトイレはウォッシュレットではなかったのですが、すぐにウォッシュレットに変えました。

ウォッシュレットによって便が出るようになる効果はすごいです!

私は薬の服用のお陰で随分すっきり排便できるようになったのですが、それでも毎回残便感があるのが現状です。直腸瘤のふくらみ部分に、便がどうしても少し残ってしまうようです。

そこで仕上げに、ウォッシュレットで肛門部分を刺激するようにしています。すると本当にすっきり排出されます!直腸瘤のふくらみの中が、おそらく空っぽになるのだと思います。

ちなみに携帯用のウォッシュレットもあります。旅行に行くときや出先などで利用すると良いかもしれません。

とっこ
とっこ

直腸瘤の症状を改善して便をすっきり出すためには、排便姿勢の工夫、薬の服用、ウォッシュレットの利用が、私には欠かせません。同じ悩みを持つ方の参考にして頂けたら幸いです。

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