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尿もれ・骨盤臓器脱を手術せずに治す最新治療法【レーザー治療】 

レーザー治療骨盤臓器脱

尿もれ・骨盤臓器脱にレーザー治療

尿もれ・骨盤臓器脱の従来の治療方法

私は二人目の子を妊娠中に子宮脱になりました。その後、肥満、加齢などにより膀胱瘤、直腸瘤にもなりました。そのような、骨盤内の臓器が下垂したり膣の外へ出てしまうことをまとめて「骨盤臓器脱」といいます。

骨盤臓器脱のイヤな症状の1つに、頻尿や尿もれなどの尿トラブルがあります。私は長年尿トラブルに随分悩まされました。

骨盤臓器脱や尿トラブルを治す方法には、程度に応じて次のようなものがあります。

骨盤底筋運動などの運動

リングペッサリーの使用

手術

骨盤底筋運動は、骨盤臓器脱(下垂)や尿トラブルが軽度なうちはとても効果があると言われています。しかし、もしも骨盤底筋運動では治らないくらい重症な場合は、リングペッサリーを試してみる価値があります。そしてリングペッサリーでも症状が治まらない場合は、手術を検討する必要が出てきます。

私の場合は、骨盤臓器脱の症状が重く、手術を受けることを決めました。しかし「ジョギングとダイエットでほぼ治る」という今の主治医のセカンドオピニオンにより、予約していた手術をキャンセルし、ジョギングとダイエットに励みました。そして主治医の言ったとおり、私の骨盤臓器脱は手術せずにほぼ治ったのでした。

レーザー治療という新しい選択肢

骨盤臓器脱が軽い直腸瘤を除いて治り、日常生活に苦痛を感じなくなった私なのですが、実は今でも尿トラブルが少しだけあります。

ジョギングとダイエットによって痩せたことで、内臓に圧迫されて下垂していた膀胱は本来の位置に戻ったのですが、それでも加齢により尿道が弱っていて、うまく機能してくれないことがあるようです。

そもそも筋肉は放っておけば次第に衰えていきます。いったんは手術せずにほぼ治った骨盤臓器脱ですが、鍛え続けなければどうしても骨盤内は劣化してしまいます。

私の場合、その後の加齢により、恥ずかしい話ですがたまにちょっぴり尿もれを起こしたりすることがあります。また夜中にお手洗いに目を覚ますこともよくあります。そんな尿トラブルと闘うために、日々骨盤底筋運動などに励んでいる私です。

そんな中、主治医が最新の治療法について教えてくれました。もしも尿トラブルからスパッと解放されたければ、運動以外にも良い方法があるのだそうです。それはレーザーによる治療です。

このレーザー治療は「インティマレーザー」と呼ばれているものです。膣からレーザーを当てることで、弱っている部分に新しい細胞が作られ、筋肉を育てることができるのだそうです。

レーザー治療のメリット

尿もれや骨盤臓器脱の手術をする場合、特にメッシュを使った手術では、合併症や後遺症のリスクがあります。というのも、メッシュという異物を膣内に挿入することで、感染症が起こる可能性があるからです。この合併症や後遺症は海外では大問題になっていて、訴訟が多発したり、国によってはメッシュ使用が禁止されていたりするほどです。

一方、レーザーによる治療は、メッシュ手術のように異物を埋め込むのではなく、患者自身の粘膜に直接働きかけ、新しい細胞を作るというものです。弱った組織を再生する治療法で、怖い感染症のリスクなどがありません

これは、手術を必要とするレベルの尿もれや骨盤臓器脱に悩む女性にとって朗報です!合併症や後遺症のリスクを回避して、手術をせずに、骨盤内を健康で正常な状態に生まれ変わらせることができるのです!

レーザ―治療のデメリット

残念ながらレーザー治療は保険適応外です。自費診療なので高額になってしまいます。1回のレーザー照射で、たいてい十数万円~二十数万円かかるようです。

また、初めてレーザーを当てる場合、1回だけでは効果が出ず、期間を開けて2~3回照射する必要があるそうです。

さらに、回復した骨盤内は2~3年で再び衰えてしまうので、その際に再びレーザーを当てなければなりません。つまり、またお金がかかってしまいます。「長くもたない」というのが、レーザー治療の最大のデメリットだと思います。

とっこ
とっこ

レーザーを当てるだけで骨盤内が健康になるというのは、長年尿トラブルに悩まされてきた私には、とても魅力を感じます。とはいえ、数年おきに照射を繰り返さなければならないのは、経済的に負担が大きいですよね。とりあえず私はレーザー治療は受けず、今まで通り骨盤底筋運動などを頑張ろうと思いますが、いざという時にはレーザー治療という選択肢もあることを知っているのは、大きな安心につながります!

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