鎮静剤使用の口からの胃カメラは怖くない!バリウム検査は意味がない

胃カメラ検査をする医者 加齢
胃カメラ検査
とっこ
とっこ

私の住んでいる自治体では無料で胃のバリウム検査を受けることができるので、毎年利用していました。すると4年前の検査で異常が疑われ、「要精密検査」になってしまいました。精密検査とは、つまり「胃カメラ」検査のことです。胃カメラ検査はとてもつらいと聞きますよね。それまで一度も受けたことがありませんでした。怖くなり、必死で痛くない胃カメラ検査はないものかとネットで探しました。今回は、私が体験した「何も感じない胃カメラ検査」と、その結果、バリウム検査は意味がないと思った話です。

胃カメラ:鼻と口どっち?

口より鼻からの方が楽

4年前、胃カメラ検査を受けたことがなかった私は、胃カメラといえば口から挿入するものだと思い込んでいました。そしてよく聞くのは、カメラをのどに通す時に吐き気をもよおしてしまうなど、とても苦痛な検査だということ。

喉から器具を通すなんて、考えただけでも怖いです。

しかしその時調べてわかったのは、胃カメラには鼻から器具を入れる検査法もあるということ。一般的に、鼻からの方が楽だと感じる人が多いそうです。

鼻からでも怖い……

鼻からなら口から入れるよりはマシだとはいえ、やはり怖い!器具が鼻の穴を通って進んでいくなんて、私にはとても恐ろしく感じました。

鎮静剤を使った口からの胃カメラ検査体験

鎮静剤を静脈注射

胃カメラ検査は、痛みが少ないと言われる鼻からであっても、私はとても怖いと思いました。そこでさらにネットで調べたところ、「無痛」検査なるものがあることを発見しました!

鎮静剤を静脈注射することでウトウトした状態になり、あっという間に胃カメラ検査が終わってしまうとのこと!もしそれが本当なら、私も無痛検査を受けたいと思いました。全身麻酔のように完全に眠ってしまうのは怖いですが、「ウトウト」なら安心だな……とも思いました。

鎮静剤のおかげで何も感じなかった!

ネットで鎮静剤による無痛胃カメラ検査を実施している病院を探し、さっそく検査を受けに行きました。口からの検査です。

初めてなので緊張しましたが、看護婦さんに言われるままに液体の薬を飲み、のどに麻酔のスプレーをされ、検査台に横になりました。

鎮静剤を入れるための注射をされ、口にマウスピースを挟み、お医者さんが現れた辺りまでは覚えているのですが、そのあとは本当に「ウトウト」です。がっつり寝ていたわけではないと思いますが、怖いので目を閉じていたせいか、何も覚えていません。検査自体にかかった時間は5~10分くらいでしょうか?記憶にないので定かではありませんが、あっという間に終わったと思います。

看護婦さんの「はい、終わりましたよ~」の声で気が付き、別室に通されて、20分ほど横になり、終了です(^^)/

検査は全く痛くなかったです!何も感じないで終わりました!

胃バリウム検査は意味がない

胃バリウム検査では異常を確定できない

私が受けた胃カメラ検査で分かったのは、胃バリウム検査で異常が疑われた箇所には何も問題がないということでした。その代わり、「慢性萎縮性胃炎」というのが潜んでいたことが判明しました。

胃バリウム検査で異常が認められた場合、胃カメラ検査をしないと確かなことは分かりません。もちろんバリウム検査では、異常個所の組織を採取して、病理検査をするなんていうこともできません。

つまり、胃バリウム検査で異常が疑われたら胃カメラ検査を受けないといけないので、二度手間になってしまいます。どうせ二回やらなければならないなら、最初から胃カメラ検査を受けた方が賢明です。また胃カメラ検査をすれば、私のように胃バリウム検査では分からなかったことが見つかる可能性も大きいです。

胃カメラ検査は受ける意味がないように思います。

胃バリウム検査には発がんのリスクもある?

さらにバリウム検査では、かなりの放射線の被爆があることが問題視されています。被ばく線量が多いと、発がんのリスクも高くなると言われています。健康のために検査を受けるのに、その結果がんを発症してしまっては元も子もありません。

バリウム検査の方が苦痛

バリウム検査では、発泡剤を飲みます。これがまずくて、私にはとても苦痛です。鎮静剤を使う無痛胃カメラ検査を体験した私からすると、バリウム検査の方がずっとつらいです。

また私は過去に一度、バリウム検査後にバリウムが固まってしまい、便秘になってしまった苦い経験があります。恥ずかしながら、その時は市販の浣腸薬を使わなければなりませんでした。

というわけで、胃の検査を受けるなら、バリウム検査ではなく胃カメラの方が絶対におすすめだと私は思います。もちろん胃カメラは鎮静剤を使うことが前提ですが。

鎮静剤を使うさらなるメリット

鎮静剤を使う口からの無痛胃カメラ検査は、患者の痛みがないこと以外にもメリットがあります。

私が胃カメラ検査を受けた医師から聞いたことですが、鼻からの検査の場合、口から入れるものより内視鏡が細く、異常を見逃す危険性があるとのことです。口からなら太い内視鏡を使えるので、検査の精度が高くなるのだそうです。

さらに患者がウトウトしている間に検査が進むので、医師がじっくり胃の中を観察できるというメリットがあります。

胃をよく観察するには、胃の中に空気を入れて胃のヒダを伸ばすのだそうです。もしも胃のヒダが伸びきらないままで検査をしてしまうと、異常個所がヒダの間に隠れて見逃してしまう危険性があるということです。鎮静剤を使うことで、患者が痛みを感じることなく、十分に空気を入れてヒダを伸ばした状態にして検査をすることができます。そのため、より精度の高い検査が行われるのだそうです。

とっこ
とっこ

4年前の初めての体験以来、経過観察のために、私は毎年胃カメラ検査を受けています。もちろん鎮静剤を使った、口からの検査です。毎年全く痛くなく、少しも怖くありません。バリウム検査は意味がないと思います。もし胃の検査を受けるのであれば、鎮静剤を使った口からの胃カメラ検査がおすすめです!

 

 

 

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