【家庭の資産運用・管理】一覧表で資産を可視化するメリットは大!

パソコンで資産管理をする女性 老後の備え

資産運用・管理は誰が行う?

資産運用・管理を一人でする難しさ

ご家庭によって、資産運用や家計の管理を主に夫がする場合、妻がする場合、共同でする場合などありますね。我が家では私が全てやっています。その理由は、夫がアメリカ人で恥ずかしながら日本語が未だに頼りなく、銀行関係のことを一人でできないからです。

でもそのお陰で、夫は給料をすべて私に渡してくれています。夫の給与が振り込まれる口座の家族カードで、口座の管理をするという方法です。ご家庭によっては、夫が手元に小遣いをたくさん残し、妻には生活費のみを渡し、妻は限られた中でやりくりをしなければならないという場合もありますね。それと比較すると、お金を自分の好きに使える自分は恵まれているのかなと思います。とはいっても、好きに使えるほどたくさんないのですが(^^ゞ

資産運用や家計の管理を一人で行うのは、難しい面があります。実は過去に株で大損したこともあります。もし生活費だけを渡されていたら、そんな失敗はなかったはず。夫婦のどちらが家計管理をするのが賢明か、悩ましいですね。

資産を可視化する

私の心配は、家計のことがすべて私に任されていて、我が家にどのくらいお金があるのか、ないのか、誰も知らないでいるということでした。さらに私が将来痴呆症になってしまったり、万が一のことがあったとき、家族が何もわからず困ってしまうことが不安でした。特に夫は日本語があまり話せませんので、いざという時に頼りになりません。

そこで私が昔からしているのは、「資産の可視化」です。預貯金額や生命保険の加入状況について、家族が皆、一目で分かるようにしています。

預貯金額と生命保険の一覧表

具体的には、預貯金額の一覧表、そして生命保険や個人年金の一覧表を、マイクロソフトのwordで作っています。夫のために、英語と日本語の両方を使い、漢字にはルビを振っています(手のかかる夫です!)そして貯金の取り崩しなど変化があった際に、アップデートしています。

預貯金一覧表の中身
★名義人
★銀行名・支店名・預金の種類・口座番号
★金額
★満期日
★口座から自動引き落としされているもの
★通帳の保管場所 など
生命保険・個人年金一覧表の中身
★契約者・被保険者・受取人
★保険会社・保険の種類・証券番号・年金開始時期や期間
★保険料・保険金
★解約返戻金
★解約時の節税対策
★保険証券の保管場所 など

私は自分で作りましたが、一覧表を作るためのテンプレートをネットでダウンロードすることもできるようです。資産管理のためのアプリやソフトもありますね。利用すると便利かもしれません。

預貯金・保険の一覧表を作るメリット

万一の際の備えになる

親御さんが急に亡くなられて、残された家族が、貯金や保険はどうなっているのか分からなくて大変困ったという話をよく聞きます。私は一覧表を家族の人数分プリントアウトして、それぞれに預けています。やがて子供達が自立して家を出る時が来るでしょうが、その際にも持っていってもらいます。いざという時に対応してもらえかなと思っています。

老後資金のシミュレーションができる

万一の際に家族が困らないために作った預貯金や生命保険の一覧表でしたが、これによって自分も資産管理がしやすくなっています。

たとえば、子供の成長に合わせて、いつ頃いくら必要か、その時にどの預貯金や保険を使えばよいか、子供が自立した時には手元にいくら残るか、何才まで働くことが必要か、老後資金はいくら用意できそうか、夫や私の万一の際は誰がいくらもらうことになるか……など、自分でシミュレーションがしやすいです。

ネット上では「○〇万円ないと老後破産する」などの情報が溢れていて、そういう記事を見ると不安になります。そんな時、私は一覧表を見て、我が家の資産状況を客観的に考えるようにしています。一覧表のお陰で、本当の不足分はいくらか、これからどうすればよいか、冷静に考えることができています。

生命保険の節税対策をシェアできる

一覧表には節税のための注意も書いてあります。私は貯蓄目的の生命保険にいくつか加入しているのですが、保険金の受け取り方によって税金のかかり方が変わります。一時金で受け取る場合は「一時所得」となり、年金で受け取る場合には「雑所得」となり、それぞれの計算方法が異なります。一般的に一時所得の方が節税効果が高いと言われていますが、どちらが得かはケースバイケースでややこしいです。

あまりにややこしいため、私は自分が保険金や年金を受け取る年齢になった時に、しっかり検討・判断できるかどうか自信がありません。そもそもボケてしまっている可能性もありますし……。

そこで自分の生命保険について、「こういう場合はこうするのが得」という節税対策を一覧表に載せています。自分で分からなくなった時に見ることができるのと、今は税金のことなど無知な子供達が、将来それを見て老いた両親をサポートできるようにするためです。

とっこ
とっこ

家庭によって色々な資産管理の仕方があると思います。一覧表を作ったことの一番のメリットは、自分にすべて任せられていることの不安から解放されて、肩の荷が下りたことかなあと思います。参考にして頂けたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

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